init-el

Emacsの設定(その3)ようやくinit.orgの記述: 日本語の設定,inline-patchの設定など

ようやく,ここからinit.orgの具体的な記述になる. Table of Contents Coding systemの設定 Inline-patchの設定 Coding systemの設定 まずは,coding systemの設定,つまり,日本語の設定,日本語フォントの設定から init.orgに以下のように書き込む ​* Coding System Environment ** 言語を日本語にする #+BEGIN_SRC lisp (set-language-environment 'Japanese) #+END_SRC ** 極力UTF-8とする #+BEGIN_SRC lisp (prefer-coding-system 'utf-8) #+END_SRC ** 日本語フォントをヒラギノにする ​ - 日本語のサイズを指定しないと動的にサイズを変えられるようになる ​ - 奥村先生のサイト参照 https://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/macosx/ #+BEGIN_SRC lisp (when (or (eq window-system 'mac) (eq window-system 'ns)) (set-face-attribute 'default nil :family "Menlo" :height 180) ;; 18pt (set-fontset-font nil 'japanese-jisx0208 (font-spec :family "Hiragino Kaku Gothic ProN")) (setq face-font-rescale-alist '((".*Hiragino Kaku Gothic ProN.

Emacsの設定(その2)設定ファイル(init.el)をorg-modeで管理する

自分のinit.elを見てると嫌になってくる.なんとかしようと弄り回すが,結局,訳わからんコードが山のように残ったまま.これをなんとかしようと,以前から気になっていたorg-modeでinit.elを管理するという方法を試してみた.まず,参考にしたサイトを最初にまとめておくので,そちらを見たほうが良いかもしれない. 参考サイト 俺、ちゃんと全部管理してます(org-modeでinit.elを管理する) babel-loader:org-mode で init.el を管理する方法 平衡点(2011-12-13) ORG-Babel + init.el = ?? | くらいまーず はい Prelude init.el & org-babel Preludeを使いながら,init.orgから個人用のinit.elを自動作成させてEmacsを設定する方法 基本方針 個人用の設定内容は,~/.emacs.d/personal/init.orgに書き込む. 起動時にEmacsはinit.orgを解釈できないので,init.elにはそれを解釈するように書き込む. 具体的には,init.elで,(require ‘org)した後にorg-babel-load-fileでinit.orgを読み込む. しかし,Preludeを導入しているので,そのまま~/.emacs.dにinit.elを書き込むわけにはいかず,少し工夫する. Preludeの導入 前回のポスト(Emacsの設定(その1)Preludeの導入)を参考 emac-init.elの作成 ~/.emacs.d/personal/emacs-init.elというファイルを作成し,下記のように書き込む (require 'org) (defvar my-config-dir (concat user-emacs-directory "personal/")) (org-babel-load-file (expand-file-name "init.org" my-config-dir)) 工夫と言っても, init.elの名前のままではinit.orgからinit.elが生成されるときに衝突してしまう ので,違う名前(emacs-init.el)にしていることと,init.orgを~/.emacs.d/personal/に置くようにしているだけ. これでEmacsを起動すると,init.org内のcode blockだけを抜き出したinit.elが同じdirectory (personal)に作成される. init.orgの作成 これでいよいよ肝心のinit.orgの作成を行う org-modeについては,今更説明不要であろう.とにかくすごいやつ.超高機能アウトラインメジャーモード.文書作成,このブログ作成など殆どのことをこれでやっている. 具体的な内容は次回以降に記述予定だが,code blockの挿入は特筆すべき者であり,先に書いておく.. Code blockの挿入 俺、ちゃんと全部管理してます(org-modeでinit.elを管理する)で指摘されているとおり,とにかく便利.以下はほとんどそのままコピペしたような記述である. org-modeで以下のようにする.(後述する設定が必要) <l (ここで<TAB>すると...) 以下のように展開される #+begin_src emacs-lisp #+end_src 2019年1月14日追加 上記の「TABで展開」に関して,Disqusで,mickaushyさんから「<lではなくて<sではないのか」とのご指摘をいただいた.全くそのとおりで,(後述する設定が必要)と自分で書いておきながら,その設定を書き忘れていた.mickaushyさんが指摘されている通りの設定をしている. - 参考:<http://pages.sachachua.com/.emacs.d/Sacha.html#org74bcbb3> ```lisp #+begin_src emacs-lisp (setq org-structure-template-alist '(("s" "#+begin_src ?