このブログをサボっている間にMacBook Pro (16-inch, 2021, Apple M1 Max)に買い替えたのだが,そのおかげでEmacsがますます速くなった.同じinit.elで起動しても,明らかにMacBook Pro (16-inch, 2019)よりも素早く起動する.そこで,更なる高速化を求め,2020年頃からEmacs界隈を騒がせているネイティブコンパイルなるもの(GccEmacs)をやってみたので,その顛末を後日の自分のためにまとめておくことにした.
いやーなんと2020年7月以来約2年ぶりの記事である.本業多忙でしばらく放置していると,ブログの書き方まで忘れてしまいすっかり億劫になり,今回この夏休みにようやく取り掛かる決心がついた.まずはリハビリも兼ねて軽めの記事を書く事にした.以前の記事(Emacsのorg-modeで論文を書く(その1:pdfとhtmlへの出力))でorg-modeで文書を書いてpdfにexportする方法をまとめた.ただ,exportする際にC-c C-e l oと打ってcompileされるのを待つのが結構面倒なのである.この部分を自動化する方法,つまり,org-mode文書を保存すれば何もしなくても自動的にpdfが更新されるようになる設定を見つけたので,それについてまとめてみた.
1ヶ月ほど前にMacBook Pro late 2016のバッテリーが逝かれてしまい,laptopのはずがコンセントに繋がないと動かないdesktopになってしまった.すると待っていたかのようにMacBook Pro 16-inch 2019が発売となり,速攻で注文してしまった.これまでは常に半年ぐらい様子を見てから新機を購入していたのだが,今回は止むを得ず発売直後のものを購入せざるを得なかった.新しい計算機やOSへのEmacsやLaTeXのインストールは色々な問題に遭遇することが多い.幸いなことに今回の年末年始の休みは長いので,こちらにまとめておくことにした.基本的には,Upgrade to Mojave and upgrade to Emacs 26.2 by homebrewでまとめたことをやれば良くて,大きな問題はなかった.トップの画像で示しているように各種ソフトがスムーズに動いている.