Dired reinforcement

Diredを補強してEmacsをfile viewerとして使う

Stone figure of warrior on horse at National Museum of Ireland

考えてみれば,EmacsのFile ViewerであるDiredについては,peep-diredで画像をチラ見して,orgファイルに簡単にリンクを貼り付ける(おまけ:最近開けたdirectoryを一覧表示する方法)を投稿した以外はほとんど何も書いていないことに気がついた.そこで,今回は,Diredを強化するパッケージについてまとめることにした.

DIRED: HUMAN-READABLE SIZES AND SORT BY SIZE

Emacsの老舗ブログの一つである Pragmatic Emacs からのパクリである.diredのデフォルトではファイルサイズが 24345 のようにバイトサイズで正確に表示されるのであるが,はっきり言って見にくい.そこで人間に読みやすい表示になるようにls commandのオプションを与える.例によって,~/.emacs.d/personal/init.orgに以下を追記する.

#+begin_src emacs-lisp
(setq dired-listing-switches "-alh")
#+end_src

これで上記の例では, 24K と表示されるようになる.

dired-subtree

参照サイト: dired-hacks

これはdiredの様々な追加物のコレクションであるが,この中のdired-subtreeが便利である.

Installation

diredのデフォルトでは,directoryでEnterすると新しいバッファが開いてそのdirectoryが表示される.しかし,ここは,やはり,同じバッファでsubdirectoryとして表示して欲しいところである.それを実現するのが,このdired-subtreeである.これも以下を,~/.emacs.d/personal/init.orgに書き込めば良い.

#+begin_src emacs-lisp
(use-package dired-subtree
  :ensure t
  :config
  (bind-keys :map dired-mode-map
             ("i" . dired-subtree-insert)
             (";" . dired-subtree-remove)))
#+end_src

これで,directoryにカーソルを持っていって i を叩けば同じバッファ内でsubdirectoryとしてそのdirectoryが開き, ; を叩けば閉じるようになる.

Usage

以下の図で説明する.(前述の設定でファイルサイズはKBやMBで表示されている)

まず,13行目のstatic directoryにカーソルを持っていき,i を叩くとstaticの行の下にimgとox-hugoのdirectoryが現れる.

ついで,imgにカーソルを移動し,再び i を叩くと下図のようにimg directoryの中身が表示される.

directoryを閉じるときには,前述のごとく ; を叩けば良い.

Dired Plus

Diredの拡張強化版.多くの機能を有するが,私は色使いが綺麗なので使用している.それ以外の機能はほとんど使用していない(笑).

参照サイト

Installation

#+begin_src emacs-lisp
(use-package dired+
  :quelpa (dired+ :fetcher github :repo "emacsmirror/dired-plus")
  :defer 1
  :init
  (setq diredp-hide-details-initially-flag nil)
  (setq diredp-hide-details-propagate-flag nil)
  :config
  (diredp-toggle-find-file-reuse-dir 1)
  (let ((gls "/usr/local/bin/gls"))
    (if (file-exists-p gls) (setq insert-directory-program gls)))
  )
#+end_src

Usage

上記のご本家サイトを参照.ここまでの画像はDired Plusがインストールされた状態のものであり,ファイル名,拡張子,time, size, permissionなどが色分けされているのが分かる.

dired-quick-sort

dired-modeにおいて,“S"をsort用のhydra立ち上げにバインドする.

参照サイト

Installation

#+begin_src emacs-lisp
(use-package dired-quick-sort
  :ensure t
  :config
  (dired-quick-sort-setup))
#+end_src

Usage

以下の図で説明する.

これはdirectoryを開いた時のデフォルトの画像である.ここで,*S*を叩くと下図のような画面になる.

下に開いたhydraのバッファを見て,例えば,グループとサイズでソートするようにsとgを叩くと下の画像(directoryが最初に来てファイルがその後になり,サイズの大きい順になっている)のようになる.

ここでqを叩けば,このソートの状態が維持されたままhydraのバッファが閉じる.

treemacs-icons-dired

参照サイト

treemacsのアイコンをdiredでも使えるようにしてくれるモード.この記事のここまでのdired bufferの画像に表示されているアイコンがそれである.treemacsをインストールすれば一緒にインストールされる(インストールについては,上記の過去記事を参考にされたい).treemacsを立ち上げていれば,diredを立ち上げると自動的にバッファにアイコンが表示される.が,時々何故か表示されないことがある.そういう時は,M-x treemacs-icons-dired-modeを何回かやってtreemacs-icons-dired-modeを再起動すれば表示されるようになる.

peep-dired

以前の記事(peep-diredで画像をチラ見して,orgファイルに簡単にリンクを貼り付ける(おまけ:最近開けたdirectoryを一覧表示する方法))を参照.実はこれが一番役に立つかも...

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taipapa
本人ではありません (^^)

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