Emacsの長い行を折り返して見やすくするが実際の行は変えない.adaptive-wrap —Correct indentation for wrapped lines

Emacsで長い行を書いていると,デフォルトの状態ではどんどん横に伸びていく.後で読み返そうと思うと横にスクロールしないといけなくて,非常に不便である.M-qでauro-fillをやればよいと言われそうだが,そうすると改行されてしまい,これまた不便である.そこで,なんとかならないかと探してみると,ちゃんとそういうモノがあったので,まとめておく.

adaptive-wrap

長い行をワープロのようにword-wrapしてくれるパッケージである.Emacsのバッファ上では折り返されているように見えるが,実際は長い横1行のままである.

インストールと設定

例によって,use-packagを用いて以下のように,init.orgに書けばよい.

#+begin_src emacs-lisp
(use-package adaptive-wrap
  :ensure t
  :config
  (setq-default adaptive-wrap-extra-indent 1)
  (add-hook 'visual-line-mode-hook #'adaptive-wrap-prefix-mode)
  (global-visual-line-mode +1)
  (add-hook 'org-mode-hook 'visual-line-mode)  ;; For org macros
  )
#+end_src

なお,最後の行を入れておかないと,org-mode fileに

#+setupfile: /Sources/org-mode-folder/org-macros-master/org-macros.setup

を追加してマクロのパッケージを使用する場合(Emacsのorg-modeで論文を書く(その5:htmlへのexportの際のフォントの色の変更,ハイライトなど)(12月19日追記)を参照のこと)に,adaptive-wrapが効かなくなる.

実際の使用例

adaptive-wrapをインストールしていない場合が上図,インストールして設定すれば下図のように見える.あくまで,Emacsの画面上でword-wrapしているように見えるだけで,実際のファイルではなが~い横1行のままの状態が維持されている.

これも一度使い始めると,無くてはならないモノとなるパッケージである.

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taipapa
本人ではありません (^^)

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