最初にmacosにライブ変換が登場した時に使用してみて,これは駄目だとすぐにGoogle inputmethodに戻してしまった.今年の5月にmojaveにupgradeしたのち,ある日,ふと思い立って,ライブ変換を試してみたところ,ほとんどストレスを感じることなくスラスラと入力ができた.ほとんど変換のためにスペースキーを叩く必要がないことに驚いた.予測の精度が登場時よりはるかに改良されているのであろう.エンドユーザーにはありがたいことである.早速乗り換えてしまった.
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How to set up
- まず画面トップの右端の方の日本語入力のライブ変換にチェックを入れてオンにする.
- ついで,Emacsのカーソルの色の設定をする.これは以前の記事(Emacsの設定(その3)ようやくinit.orgの記述: 日本語の設定,inline-patchの設定など)の設定をほんの少し変えるだけのことである.comment outしていた部分を外して,google inputmethodの方をcomment outする.具体的には,init.orgに以下のように書き込めば良い.
#+BEGIN_SRC emacs-lisp
(when (fboundp 'mac-input-source)
(defun my-mac-selected-keyboard-input-source-chage-function ()
(let ((mac-input-source (mac-input-source)))
(set-cursor-color
(if (string-match "com.apple.inputmethod.Kotoeri.Roman" mac-input-source)
;; (if (string-match "com.google.inputmethod.Japanese.Roman" mac-input-source)
"#91C3FF" "#FF9300"))))
(add-hook 'mac-selected-keyboard-input-source-change-hook
'my-mac-selected-keyboard-input-source-chage-function))
#+END_SRC
これでEmacsでライブ変換を使用している際に,日本語入力の時は赤色のカーソル,英語入力の時は青色のカーソルになる.
Shortcut
- 参考:#Mac のライブ変換で入力をひらがなのままで確定させる ( Control + J )
- 「Control」+「J」 → ひらがなに変換
- 「Control」+「K」 → カタカナに変換
- 「Control」+「L」 → 全角英字に変換
- 「Control」+「;(セミコロン)」 → 半角英字に変換
私のところでは何故か参考サイトと異なり,セミコロンで半角カタカナではなく半角英字に変換される.半角カタカナなんか使わないからいいけど...
J, K, L, ; はキーボード上の位置が一直線であり,かつ,左から順番になっているので,指に優しい.
mojaveのライブ変換,とにかく一度使ってみることをお勧めする.