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文書ファイルに関してはEmacsでほとんどの用は足せるのだが,画像ファイルを扱う際はMacの場合Finderを使用することが多い.そこで,画像ファイルのブラウズや外部アプリによるオープンなどもEmacsでできれば,Finderとの行き来の必要がなくなり,より便利になるのに,と常々感じていた.以前の記事(peep-diredで画像をチラ見して,orgファイルに簡単にリンクを貼り付ける(おまけ:最近開けたdirectoryを一覧表示する方法))で紹介したパッケージでも画像のブラウズや操作に不満があった.そこで色々調べてみると,なんとEmacsにすでに便利なパッケージが標準で入っているではないか!その名も"Image Dired"! しかも,C -<RET> 一発でGIMPで画像を開けられるように設定もできる.今回はこのパッケージのセットアップや使用法について記録しておく.

可逆圧縮で音質の劣化がないFLACで音源が手に入ったときにmp3に変換するのは,今時の記憶媒体の価格低下を考えると,もはや,悪手ではないかと感じる今日この頃,とはいうもののマック使いにとってはFLACはMusic.appやiPhoneでは再生できないという問題がある.それなら同じく可逆圧縮のALACに変換すれば良いじゃないかと気がついた.ネットを探ると訳のわからんソフトがいっぱいでてくるが,なんのことはないffmpegでできるではないか.ということで,今回は,ffmpegでFLACをALACに変換する方法についてまとめてみた.

仕事に役に立つ動画をYouTubeで探すことがちょくちょくある.その都度見れば良いのだろうが,ローカルにあれば便利だなぁとなんとなく思っていたところ,先日,全くの別件を調べている時に,そう言えばpythonにそのようなツールがあったような気がして,探してみると,pytubeとyoutube_dl が見つかった.使ってみると思った以上に便利だったので,導入と使用法をまとめておくことにする.

このブログをサボっている間にMacBook Pro (16-inch, 2021, Apple M1 Max)に買い替えたのだが,そのおかげでEmacsがますます速くなった.同じinit.elで起動しても,明らかにMacBook Pro (16-inch, 2019)よりも素早く起動する.そこで,更なる高速化を求め,2020年頃からEmacs界隈を騒がせているネイティブコンパイルなるもの(GccEmacs)をやってみたので,その顛末を後日の自分のためにまとめておくことにした.

いやーなんと2020年7月以来約2年ぶりの記事である.本業多忙でしばらく放置していると,ブログの書き方まで忘れてしまいすっかり億劫になり,今回この夏休みにようやく取り掛かる決心がついた.まずはリハビリも兼ねて軽めの記事を書く事にした.以前の記事(Emacsのorg-modeで論文を書く(その1:pdfとhtmlへの出力))でorg-modeで文書を書いてpdfにexportする方法をまとめた.ただ,exportする際にC-c C-e l oと打ってcompileされるのを待つのが結構面倒なのである.この部分を自動化する方法,つまり,org-mode文書を保存すれば何もしなくても自動的にpdfが更新されるようになる設定を見つけたので,それについてまとめてみた.

前回までreveal.jsとorg-revealを使ったスライド作成についてまとめてきたが,interactiveなスライドの作成には触れていない.そこで,これから何回かに分けてインタラクティブなスライドを作るための私の試行錯誤を後日の自分のためにまとめておくことにした.第1回目の今回はD3.jsについてである.

前回までの2回でプレゼンテーション用スライドをorg-revealを介してreveal.jsで作成する方法を説明してきた.今回は,作成したスライドをwebで公開したり,web pageにそのスライドを埋め込む方法を紹介する.